尺八の選び方

吹く側の要求に個人差があるため、一言でいうのはなかなか難しいです。例えば琴古流都山流を考えてみても、息の入れ方や音の出し方、音色の変化、幅、民謡伴奏の要求、詩吟、歌謡曲の場合と、使い方が違ってきます。

大事なことは、自分と相性が良い尺八を選ぶこと。尺八は、下顎に当てながら首の動きと合わせて唄口に息を吹き込むことで音を出します。人によって顎の形は違いますし、自然素材ならではの違いも千差万別なので、何よりも実際に吹いてみることが大事でしょう。
その違いのアドバイスを受けることも選び方のポイントです。

また、日本の土壌から生まれる真竹ならではの素材の魅力も欠かせません(外国産の竹は尺八作りに向かない)。手にして吹き続ける努力と、愛着がしみこむ素材の個性も和楽器の美しさと分かれば楽しいし、同じ尺八は存在しない楽しさも生まれます。

名器とは、初めから存在するものではありません。
縁あって手にした尺八を、汗と修練によって磨くことで自分だけの名器になるのです。そして、その人だけの名器だからこそ、独自の名演奏が生まれるのではないでしょうか。

これが尺八の魅力です。

尺八の値段


  1. 一流のプロが評価したからといって、それが絶対ではない
  2. 製管師としての息の入れ方、音の出し方がある
  3. 尺八愛好家一人ひとりに受けるかといえばそうではない
  4. 製管師は演奏者の苦労・難しさを忘れてはならない
  5. 尺八教室は、十人十色の指導を尊重すべき

1尺3寸~2尺4寸という長さの差は、値段にはあまり影響はありません。
容山尺八では開軒以来値付け要素は変わっておりません。
「全体の姿」「開き具合」「節間のバランス」「素材の貴重さ」「丸み」「太さ」「音のバランス」「仕様」を総合して決めております。
わだかまりなくおもいきり吹ければ、それは一生の愛管となり、結果としてお安い値段といえるでしょう。

容山工房に受け継がれている「匠の技」

故玉井竹仙師工房に内弟子として入門そのまま丁稚番頭を務めあげ、尺八を作って販売する難しさも学びました。

現在は竹仙師の教えを基本に今まで培った尺八をつくる技を今の尺八作りにどう生かすか、今求められている尺八の音色音量、どう吹きたいかなど、尺八の多種多様性を追求する工房であり続けたいと思います。

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